有限会社 三九出版 - 本が人を選ぶ?


















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                     本が人を選ぶ?

                               三九出版拝

♪ は〜るが 来〜た は〜るが 来〜た   
   ど〜こ〜に 来た〜♪
❁待ちかねた春がやってきました!
 そして「アベノミクス」の到来とともに我が三九出版にも待ちかねた春が!! ―― 
 とは全く思えぬ今日この頃。
 ま,いくら金融緩和したところで人々が突然やたらと本を読み出す,なんてことはないもんね。
◆先日,とうとうスマートフォン・デビュー致しまして,早速,いくつかのアプリ(パソコンでいうソフト?)をダウンロードしてみたのですが,夫々のアプリには予め利用者の投稿による五つ星評価とコメントがついていて,どれが使い勝手よく人気が高いか一目瞭然!簡単,便利,しかも無料!それも一般利用者の投稿によるところが,まさに「一億総評論家時代」,「一億総ツッコミ時代」であります。
○“ま,さすがに書籍や音楽にこんな単純な五つ星評価はなかんべ”
 と思いきや,あるあるある。大手アマゾン始め,5点満点の星評価がごろごろ…。
“うむ…皆,「今日は4.5点の本を読むぞ!」とか思って本を選ぶんじゃろか?
そのうち人間も,「あなたは人として3.2点!」とか言われるんじゃなかろか?”
◇更にそこには一般読者のレビューが多数載せられており,極端に単純化された数値評価と同時に,膨大な情報を手に本を選ぶことができる仕組みになっているのです。
 “こんな懇切丁寧な紹介を見ちゃったら本編を読まなくても済むんじゃなかろか?”
◇垣間見えるのは,自己責任回避のシステムです。多数の情報をもとに(おそらく)間違いのない本を選ぶという行為は,自らの意志や決断ではありません。
 そこで行われる読書にあるのは発見や感動ではなく,確認や安心でしょう。
❁いけないとは言いませんが,しかしやっぱりそれは“豊かな読書”,“美しい読書”とは言えないのではないでしょうか。
 ね,アベさん!
♪ は〜るよ来い は〜やく来い ♪     (G)         
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「戒名」って,なーんだ?!
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