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本物語

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第36号 2012.1.30

「竹の子医者」の日々その6

星 康夫

 ○予防注射はお問い合わせから○……インフルエンザの流行期に入り,ワクチンの接種の時期となりました。今年からは小児の接種量が変更となり,又昨年と違い季節型と新型とを一つにまとめて接種するようになりました。65歳以上の方は,各々の自治体から補助金が出ますので一律に割安の料金です。それ以外の年齢の方の接種料金は決まっていないのをご存知でしたか。保険診療ではなく自費診療ですので,診療所や病院によって料金が各々違います。何故医師会等で一律にしないかと聞かれる事があります。公正取引委員会という組織があり独占禁止法で談合は禁じられているのです。施設により3,000円から8,000円と大きな違いがあります。もし接種しようとお考えでしたら,電話で問い合わせてから受けては如何でしょうか。又,高齢者への肺炎球菌ワクチンもテレビ等での放送もあり,今年は話題になっています。これは5年に1度の接種で,補助金を出している自治体も多いようです。希望者が多く,年末・年始はワクチンの不足が生じているようです。
○幼子たち○……今日は幼稚園の検診に行って来ました。園児は2歳から年長さんまで計14名の小さな小さな幼稚園です。因みに昨年は5名でした。職員は園長先生と保母さん2人。園長先生は,元は筑波の研究所に勤務された科学者であり,前園長であった奥様が亡くなられた後に,園長として戻られた方で,学問にも児童にも,厳しくかつ優しい方です。「コンニチワ。今日は皆さんが元気かどうか,病気はないか,を検査します。痛くないから大丈夫だよ」。一人一人,私の前に名前を言ってから並びました。そしてその時には緊張した顔つきも,検診の終了と同時にホッとした顔に戻りました。「ハイ,今日はこれで終りです。バイバイ」と言うと,反撃がきました。「バイバイはいけないんだヨ。サヨウナラでしょう」と。「分かりました,バイバイでなくサヨウナラですね。では皆さんサヨウナラ」と言い直しました。「サヨウナラ,アリガトウゴザイマシタ」と〈24の瞳〉ではなく〈28の瞳〉に見送られて帰ってきました。「みんな,元気デネ」。
○散髪もまた楽し○……「敬老の日」散髪に行って来ました。予約票を見ると,前回は4ヶ月前ですので,年に3回の割合です。実に安上がりな頭です。そして予約票には10回来店で500円offと。しかし私にとっては3年以上かかる事になります。店主に聞くと1年以内を考えていますと。更に嬉しい事には60歳以上は500円offと。敬老精神に富んだお店です。せめて,年に4回に増やそうかな。
 その通りです。これは当たり前のことです。これだけ曖昧な情報の中では「それは科学的でない。おかしい」とは少なくとも私は言い出せません。今地元では樹皮を剥ぎ取る作業をして除染に懸命です。「負けるな。来年のおいしい桃を待ってます」
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