コンテンツへスキップ

本物語

一覧へ戻る

第71号 2021.11.20

本から与えられるもの

三九出版

○小誌本号をお届けできます頃は晩秋もいいところ。しかし「晩秋も秋の内」(と強がりを言って)秋といえば食欲,紅葉,芸術,そして読書。その読書,例えば小説の場合,登場人物の言動や背景描写から話の先を読んでハラハラドキドキ。また,何かで「哲学が無ければ小説ではない」というようなことを読んだことがありますが,その作家はどんな哲学を持っているのか,何を言いたいのかと推察することも楽しいものですね。随筆を読んで筆者の想いを読み取り,その世界に浸るのも楽しいですし,俳句や詩を読めばそこに表された風景,心情等々が想像できて…。と,こう考えますと読書(・・)は様々な楽しみを与えてくれるのですね。       
○その読書(・・)の書(・)(本)ですが,言うまでもなく,どんな本でも書く人がいなければ存在しませんね。小説であれ何であれ,書かれることが本として誕生する出発点。ただ,その書かれる(・・・・)(書く)ことはプロのもの(・・)か(・)き(・)さん,あるいはそれに準ずる人,書くことが好きな人にとっても苦闘することがあるとか。ましてやそうでない大多数の人達にとっては苦闘どころか初めから「それはできない」と尻込みするところでは?こうしてペンを執っている私も同じ気持ちで駄文を連ねている訳でして…。しかし,その苦闘,尻込みを乗り越え た暁には達成感,そして喜びをも味わえることに間違いはないでしょう。
○さて,出来上がった原稿(・・)を印刷,製本という段階(オッと,その前に編集実務というものもありますね)を踏まないと本という形にはなりませんね。この段階では著者,編集者,印刷・製本担当者がそれぞれの立場で携わることになります。本の大きさ(判型),表紙のデザイン,刷色の数,文字の書体や大きさ,1頁の字数,綴じ方等の検討と決定。ここにも苦労と楽しみが…。そして完本となると大きな喜びが…。
○この拙文をお読みいただいた皆さんも 本(・)を書き,作ってみませんか。私どもはいつでもそのお手伝いをさせていただく準備ができております。 (m)
一覧へ戻る