本物語
第72号 2022330
私のスマートエイジング考,その後
星 永揚
三九出版から発行された『三九booklet第2巻』に「老後に備えたスマートエイジング考」と題し拙文を寄稿したのは4年前でした。
「スマートエイジング」とは,当時「脳トレ」で一世を風靡していた川島隆太先生が提唱された認知症予防に関する考えであり,「①脳を使う習慣を身につける、②身体を動かす習慣を身につける、③バランスのとれた栄養の摂取,④人と積極的に交わる,の4項目の実践が肝である」というものです。
当時,流行語にもなっていた「アンチエイジング」と対照をなす考え方であり,一言で表すと“楽しく歳をとりましょう”というものでした。
今から10年程前のこと,私は仕事を完全リタイアし時間が存分にあり,高齢者の仲間入りした時期でもありました。ある講演会で川島先生の「スマートエイジング」に関するお話を伺い,強い共鳴と感動を覚え,スマートエイジングの実践に取り組むことを決意しました。
当時の私は,健康にさほど問題がなく(血圧降下剤・腎臓結石予防薬等は服用していましたが…),日々元気に過ごしておりました。ただ,加齢と共に「物忘れ症状」が度々起こるようになり,家族の強い勧めもあって近所の専門病院の「物忘れ外来」を受診しました。検診内容は,運転免許証更新時に実施されるような「記憶力テスト」を2種類受けた後,「脳のMRI」撮影,1週間後に検診データを基に担当医師から診断報告,という流れを辿ります。幸い,担当医師からは“星さん,心配いりません。年相応の衰えです”とのご託宣。ほっとすると同時に,スマートエイジングに一層力を入れて取り組むようになりました。
私のスマートエイジングの具体的な活動は,概略以下のようなものです。①脳を使う習慣を身につける:近所の公民館での英会話・水彩画のサークル活動,日々の読書・数読・仲間との月一,二回の麻雀等,②身体を動かす習慣を身につける:日々のウォーキング(毎日七千~一万歩を目標)と太極拳,ゴルフ等,③バランスのとれた栄養の摂取:日々の規則的な食事の励行(栄養バランスは妻が考慮してくれている筈),週二回の休肝日の設定,④人と積極的に交わる:公民館サークルその他で常にいろいろなメンバーと交流し,お喋りを含め楽しい時間を過ごしています。以上のように,結構多忙で中身の濃い時間を過ごしていると思っていますが,効果のほどはさほど自覚できていません(物忘れ症状も相変わらずです)。しかし自分では充実した日々であり,健康でいられることに感謝し満足しています。
昨今のコロナ禍の影響で,好きな海外旅行にも出かけられず,国内旅行もはばかれる状況が続いており,本当に退屈な毎日です。私の実家は仙台市に隣接した宮城県多賀城市にあり,毎年夏には家族揃って墓参り帰省するのが恒例ですが,今年はコロナ禍を考慮し,11月中旬に私一人が家族を代表して一泊二日で墓参りをしてきました。墓は,両親が埋葬されている多賀城の「宝国寺」(百人一首,契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波超さじとは と詠まれた「末の松山」のふもとにあります)と先祖から10代までが葬られている仙台市北山の「資福寺」と二ヶ所に別れており、どうしても仙台に一泊する必要があります。大宮と仙台は東北新幹線で一時間二十から三十分の距離,日帰りも可能ですが,一泊せざるを得ない特別な理由があります。それはかつての同僚・同期生との歓談があるからです。今回も,前日の夜は東北支社勤務時代の仲の良かった同僚と一杯,翌日の昼は仙台在住の高校・大学時代の同期生と昼食を兼ねて一杯,本当に懐かしく・楽しく・元気の貰えるひと時を過ごすことができました。考えようによっては,これも日頃「スマートエイジング」にまじめに取り組んでいるから実現できることと一人悦に入ってます。
さて,現下のコロナ禍ですが,社会のあらゆるところに影響が出ており,その対策には国は勿論のこと我々一人ひとりが自覚を持って対処する必要があります。最近では,日本にも新種のオミクロン株が出現し拡大懸念がありますが,全体的なコロナ感染者数は減少傾向が続いております。年の改まった2022年には何とか終息してほしいと切に願っております。そして一日も早く従前の平穏な生活に戻りたいものです。
我々日本人がコロナ禍から学んだ教訓は沢山あると思われますが,一過性のものとせず,記憶と次世代への伝承に努めていきたいものです。
「私のスマートエイジング考,その後」のタイトルで書き始めましたが,あれこれ話がまとまらず分かり難い文章になったことをお詫びします。ともかく“私が今日楽しく歳をとっていられるのも「スマートエイジング」実践の賜”と感謝する毎日です。
「スマートエイジング」とは,当時「脳トレ」で一世を風靡していた川島隆太先生が提唱された認知症予防に関する考えであり,「①脳を使う習慣を身につける、②身体を動かす習慣を身につける、③バランスのとれた栄養の摂取,④人と積極的に交わる,の4項目の実践が肝である」というものです。
当時,流行語にもなっていた「アンチエイジング」と対照をなす考え方であり,一言で表すと“楽しく歳をとりましょう”というものでした。
今から10年程前のこと,私は仕事を完全リタイアし時間が存分にあり,高齢者の仲間入りした時期でもありました。ある講演会で川島先生の「スマートエイジング」に関するお話を伺い,強い共鳴と感動を覚え,スマートエイジングの実践に取り組むことを決意しました。
当時の私は,健康にさほど問題がなく(血圧降下剤・腎臓結石予防薬等は服用していましたが…),日々元気に過ごしておりました。ただ,加齢と共に「物忘れ症状」が度々起こるようになり,家族の強い勧めもあって近所の専門病院の「物忘れ外来」を受診しました。検診内容は,運転免許証更新時に実施されるような「記憶力テスト」を2種類受けた後,「脳のMRI」撮影,1週間後に検診データを基に担当医師から診断報告,という流れを辿ります。幸い,担当医師からは“星さん,心配いりません。年相応の衰えです”とのご託宣。ほっとすると同時に,スマートエイジングに一層力を入れて取り組むようになりました。
私のスマートエイジングの具体的な活動は,概略以下のようなものです。①脳を使う習慣を身につける:近所の公民館での英会話・水彩画のサークル活動,日々の読書・数読・仲間との月一,二回の麻雀等,②身体を動かす習慣を身につける:日々のウォーキング(毎日七千~一万歩を目標)と太極拳,ゴルフ等,③バランスのとれた栄養の摂取:日々の規則的な食事の励行(栄養バランスは妻が考慮してくれている筈),週二回の休肝日の設定,④人と積極的に交わる:公民館サークルその他で常にいろいろなメンバーと交流し,お喋りを含め楽しい時間を過ごしています。以上のように,結構多忙で中身の濃い時間を過ごしていると思っていますが,効果のほどはさほど自覚できていません(物忘れ症状も相変わらずです)。しかし自分では充実した日々であり,健康でいられることに感謝し満足しています。
昨今のコロナ禍の影響で,好きな海外旅行にも出かけられず,国内旅行もはばかれる状況が続いており,本当に退屈な毎日です。私の実家は仙台市に隣接した宮城県多賀城市にあり,毎年夏には家族揃って墓参り帰省するのが恒例ですが,今年はコロナ禍を考慮し,11月中旬に私一人が家族を代表して一泊二日で墓参りをしてきました。墓は,両親が埋葬されている多賀城の「宝国寺」(百人一首,契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波超さじとは と詠まれた「末の松山」のふもとにあります)と先祖から10代までが葬られている仙台市北山の「資福寺」と二ヶ所に別れており、どうしても仙台に一泊する必要があります。大宮と仙台は東北新幹線で一時間二十から三十分の距離,日帰りも可能ですが,一泊せざるを得ない特別な理由があります。それはかつての同僚・同期生との歓談があるからです。今回も,前日の夜は東北支社勤務時代の仲の良かった同僚と一杯,翌日の昼は仙台在住の高校・大学時代の同期生と昼食を兼ねて一杯,本当に懐かしく・楽しく・元気の貰えるひと時を過ごすことができました。考えようによっては,これも日頃「スマートエイジング」にまじめに取り組んでいるから実現できることと一人悦に入ってます。
さて,現下のコロナ禍ですが,社会のあらゆるところに影響が出ており,その対策には国は勿論のこと我々一人ひとりが自覚を持って対処する必要があります。最近では,日本にも新種のオミクロン株が出現し拡大懸念がありますが,全体的なコロナ感染者数は減少傾向が続いております。年の改まった2022年には何とか終息してほしいと切に願っております。そして一日も早く従前の平穏な生活に戻りたいものです。
我々日本人がコロナ禍から学んだ教訓は沢山あると思われますが,一過性のものとせず,記憶と次世代への伝承に努めていきたいものです。
「私のスマートエイジング考,その後」のタイトルで書き始めましたが,あれこれ話がまとまらず分かり難い文章になったことをお詫びします。ともかく“私が今日楽しく歳をとっていられるのも「スマートエイジング」実践の賜”と感謝する毎日です。