本物語
第73号 2022.7.20
「振り込め詐欺」遭遇の記
笹氣 光祚
昨年(2021年),11月下旬のある日,突然,スマホにメールが舞い込んだ。普段は知らない相手のメールは「無視」するのだが,開けてみると,「NTTファイナンスサポートセンターです。」とある。さらに読むと「未払い金があるので,電話してほしい。電話番号は,03-6324-4579」とある。いつもは分からない番号には返事しないことにしている(特に0120から始まる番号)のだが,東京の普通に使われている電話番号と思い,一瞬信じてしまった。何かあったのか?
実は半年ほど前に,常に使っているクレジットカード(J社)で,事故があった。私のカードで不審な使用があったようなので,別な番号のカードを作ります,との通知。確かにその不正利用は,新宿のデパートで午前2時に使用されている,とのこと。さらに最近,ドコモから新しく「カード払い」を薦められ,乗り気がしなかったが承諾した。しかし,カードが手元に来る前に,「使用確認」が来た。またかと思ったら,前と同様に使われており,この時もまた,新しいカードになった。そのようなことが続いていた時だったので,何かあったのだろうか,と不審に思いながら,電話してしまった。以下にその時の電話でのやり取りを記す。
午後5時ごろ,03-6324-4579に電話した。電話に出た若い男は,「NTTファイナンス日テレ債権回収センター,サポートセンターの桜井です」と名乗った。
「未払いがあるとのメールが来たが?」 「あなたの電話機はスマホですか?」 「そうですが……」 「購入されたソフトの代金が未納になっています」 「何のソフトですか?」 「バニラです」 「??どんなソフト?」 「映画を見たり音楽を聴いたりするものです」 「そんなの申し込んだ記憶はありません。いつの申し込みになっていますか?」 「昨年の11月15日,日曜日の午前3時に申し込まれています」 (そんな夜中にスマホを使うことはないし,ソフトの内容が分からないけど???)「いくらなのですか?」 「298,600円です」 「エー???申し込んでいません」 「では,ソフトの解約を行いますので少しお待ちください。……解約が終了しました。以前の金額はお支払いください。なお,日本データ保護協会でその保証を行っていますので,そちらにご連絡いただくと金額は戻って参ります」 「では支払いますので,振込先を教えてください」 「銀行カードをお持ちですか?」 「持ってますけど???」 「現金にして振込んでください」 (この時点で,ようやく変だと気が付いた。なぜ銀行振り込みではなく,わざわざ現金にする必要があるのか???)「ちょっと弁護士と相談して,支払う方法を決めます」 「今から銀行で現金にしてください」 (その時,不信感がようやく湧き出した)電話を切り,知人の弁護士に電話しようとしたが,数度にわたって同じ番号から電話が来た。それを総て「無視」して,落ち着いてから弁護士に電話した。「明らかに〈詐欺〉ですね。気を付けてくださいネ」
少し時間を置いてから,冷静に判断してみた。偶然にも2度,自身のカードでの不正利用があった。思い当たるのは,アマゾンをよく利用しているが,ある時,登録の支払い方法を確認する,ということで,カードのセキュリティナンバーを確認されたとき,それに返答してしまった。おそらくそれは「ニセ」メールだったのではないか,ということだ。最近よく,様々なサイトから「登録事項の確認」のメールが入ってくる。これからは,これらに対して決して「再確認」の返信はしないようにしている。現実に最近以下のようなメールが時々舞い込む。完全無視!!!
その後,特にアマゾンの注文に差し支えたことはない。
《昨日来たメール・原文のまま》
アマゾンプライムの会員のお支払いにご指定頂いた皆様のお支払い方法が承認されないため、アマゾンプライムの会費を請求することが出来ませんでした。(ここで,「お支払い方法を更新する」のサイトに誘導される。)
前回はこれに疑問を持たずにカード番号,有効期限,セキュリティナンバーを入力してしまった。その後,このような問い合わせには一切応じていない。
《後日談》
今年2月初旬に,テレビで同じ詐欺に遭いそうな人を,ATMの前で信用金庫の社員が防いだ,というニュースがあった。アー,同じ手口だ,電話番号も同じだ! と反省した。
実は半年ほど前に,常に使っているクレジットカード(J社)で,事故があった。私のカードで不審な使用があったようなので,別な番号のカードを作ります,との通知。確かにその不正利用は,新宿のデパートで午前2時に使用されている,とのこと。さらに最近,ドコモから新しく「カード払い」を薦められ,乗り気がしなかったが承諾した。しかし,カードが手元に来る前に,「使用確認」が来た。またかと思ったら,前と同様に使われており,この時もまた,新しいカードになった。そのようなことが続いていた時だったので,何かあったのだろうか,と不審に思いながら,電話してしまった。以下にその時の電話でのやり取りを記す。
午後5時ごろ,03-6324-4579に電話した。電話に出た若い男は,「NTTファイナンス日テレ債権回収センター,サポートセンターの桜井です」と名乗った。
「未払いがあるとのメールが来たが?」 「あなたの電話機はスマホですか?」 「そうですが……」 「購入されたソフトの代金が未納になっています」 「何のソフトですか?」 「バニラです」 「??どんなソフト?」 「映画を見たり音楽を聴いたりするものです」 「そんなの申し込んだ記憶はありません。いつの申し込みになっていますか?」 「昨年の11月15日,日曜日の午前3時に申し込まれています」 (そんな夜中にスマホを使うことはないし,ソフトの内容が分からないけど???)「いくらなのですか?」 「298,600円です」 「エー???申し込んでいません」 「では,ソフトの解約を行いますので少しお待ちください。……解約が終了しました。以前の金額はお支払いください。なお,日本データ保護協会でその保証を行っていますので,そちらにご連絡いただくと金額は戻って参ります」 「では支払いますので,振込先を教えてください」 「銀行カードをお持ちですか?」 「持ってますけど???」 「現金にして振込んでください」 (この時点で,ようやく変だと気が付いた。なぜ銀行振り込みではなく,わざわざ現金にする必要があるのか???)「ちょっと弁護士と相談して,支払う方法を決めます」 「今から銀行で現金にしてください」 (その時,不信感がようやく湧き出した)電話を切り,知人の弁護士に電話しようとしたが,数度にわたって同じ番号から電話が来た。それを総て「無視」して,落ち着いてから弁護士に電話した。「明らかに〈詐欺〉ですね。気を付けてくださいネ」
少し時間を置いてから,冷静に判断してみた。偶然にも2度,自身のカードでの不正利用があった。思い当たるのは,アマゾンをよく利用しているが,ある時,登録の支払い方法を確認する,ということで,カードのセキュリティナンバーを確認されたとき,それに返答してしまった。おそらくそれは「ニセ」メールだったのではないか,ということだ。最近よく,様々なサイトから「登録事項の確認」のメールが入ってくる。これからは,これらに対して決して「再確認」の返信はしないようにしている。現実に最近以下のようなメールが時々舞い込む。完全無視!!!
その後,特にアマゾンの注文に差し支えたことはない。
《昨日来たメール・原文のまま》
アマゾンプライムの会員のお支払いにご指定頂いた皆様のお支払い方法が承認されないため、アマゾンプライムの会費を請求することが出来ませんでした。(ここで,「お支払い方法を更新する」のサイトに誘導される。)
前回はこれに疑問を持たずにカード番号,有効期限,セキュリティナンバーを入力してしまった。その後,このような問い合わせには一切応じていない。
《後日談》
今年2月初旬に,テレビで同じ詐欺に遭いそうな人を,ATMの前で信用金庫の社員が防いだ,というニュースがあった。アー,同じ手口だ,電話番号も同じだ! と反省した。