コンテンツへスキップ

本物語

一覧へ戻る

第84号 2026.3.25

人間は“忘れる”,“考える”,そして“書く”

三九出版

○「あれっ,彼の名前は何だっけ……」「あれをどこに置いたんだっけ」と,このようなことが後期高齢者ともなりますとずいぶん多くなります。忘れること,それは子供の頃からあることで,ネットで調べましたら,ヘルマン・エビングハウスというドイツの心理学者が「人間は忘れる動物である」と難しい理論を論じたそうです。我が身を振り返り,納得,安堵の思いもします。が,ということは,自分が忘れるだけでなく,忘れられるということでもありますね。ちょっと寂しい話では。
○フランスの思想家であったブレーズ・パスカルの遺稿集『パンセ』の中に名文句「人間は考える葦である」があるそうです。パスカルの言う〈考える〉は次元の高いことを想定しているのでしょうが,日常生活をしていく中でのいつ,どこで,誰が,何を,どのように(4W1Hですね),といったようなことの一つや二つは,誰の頭の中にも,起きているうちの殆どの時間,あるのではないでしょうか。 何も考えることなく,ただボーっとしているばかりの人なんていませんよね。ただしかし,頭の中で考えるだけでは忘れてしまうということがありますね。上述のように。用心,用心……ですね。
○「忘れる」,「考える」は人の常なのでしょうが,忘れたままでよいわけはありませんし,忘れたときに備える,忘れないようにすることが大切で,メモ帳や備忘録に書いておくことがベストと言えますね。また,ただ頭の中で考えるだけより文字や数字,図などを紙りますね。ちょっと寂しい話では。    面に著しながら考えることで,〈考え〉がいっそう深まり,高まることと思います。そしてそれは多くの人たちが行っていることですね。そうです,「人間は書く生き物」なんですよね。○ということで,書くことがイマイチの方も今から書くことを常と致しませんか。そしてそれを上梓しませんか。書いてあなたの考える力を維持・増進させ,上梓してあなたは読まれた方の記憶に残ること必至。……上梓の折は一声, ぜひ小社へお願いします。  (ⅿ)
一覧へ戻る