有限会社 三九出版 - 文月・残暑の候です 三九出版拝


















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文月・残暑の候です 三九出版拝

○今年の8月下旬は陰暦の7月初旬にあたるようです。その7月は文月(ふみづき・ふづき)ともいいますが,語源は?稲の穂のフフミヅキ(含月)’から,?七夕に詩歌のフミ(文)を供えるところから,?7月に書物の虫ぼしをするところから,?秋風の立っ月(風(フ)徴(ミ)月),?墓参りの習慣のある月という意味からフツキ(親月),といった諸説があるようです。(『日本国語大辞典』小学館)これらのうちのいずれが正しいかとは関係なく,?から昔はこの時期に本も虫ぼしをしたことは碓かなことと思われます。そしてそのことは当時の人達にとって本はいかに希少価値があり,大切に扱わなければならないものであったかという証しでもあると思います。
○それに比べて現代はと言いますと,年に7万をはるかに超える新刊書が発行され,書店は大型化してそこの書棚に並んでいる本は互いに埋没し合っている感じさえするという状況です。また一方では,テレビ,パソコン,ケイタイなど,媒体の多様化ということもあって,もう虫ぼしどころではないのですね。ですから,このような時代において本の上梓・発行のお手伝いをするという私どもの仕事の意味はどこにあるのだろうと考え込んでしまうことが無きにしも非ずなのです。
○言うまでもなく,記録して残す・発表する・広める等の本のはたらきは変わりませんし,また,パソコンやケイタイとは違って紙とインクが主体となってできている媒体であるということも,今も昔も変わっていないんですね……。
○人間誰しもがその人ならではの経験と考え方をもっていますし,それを何等かの形にして残したい,知人や友人に知ってもらいたいという気持ちをもっている人が多いと思うのです。そして,その気持ちを「本で」と思う人は本のはたらきや媒体としての特性にひかれてのこと,そしてその人達にとって本は価値のある大切なものに違いないのです。私どもは,常にそのことを心してお手伝いを,と思っています。(m)
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