有限会社 三九出版 - 齢原稿書くにも苦あり楽あり軸 三九出版拝


















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 白「さて,何について書こうか」「うーん,どういうふうに書こうか」・・・と,この短い(欄のPEの)コーナーの原稿を書くにあたっても,いざ書こうとなりますと大仕事なんですね。ついっい,毎号,いただいた原稿のワープロ入力が済むまで悩み?それから何とか書き始めるということになってしまうんです。
 ○いや,書く前だけでなく,書き上げた後も「これでいいのかなあ」と何度か書き改めたりの苦労もするんですね。
 例えば,言いたいことが正確に読者に伝わるようになっているか(言葉足らずや,余談が過剰ということのために誤解されることはないか,など),どっちにも取られる表現になっていないか(「Aさんのような悪いことをしない人」ではAさんは悪いことをしたのかしないのか,「夜まで働かない」では夜になったら働くということなのか夜になる前まで働くということなのかは不明),間違った意味で言葉を使っていないか,特定の個人や団体が傷つくような表現や差別用語はないかなどなど,吟味しなければならないことが結構あるんです。原稿を書くということは本当に大変なことなんですね。そんなに悩み苦労して出来た文章ではないぞ!という声が聞こえそうですが,その通りであってもやっぱり悩み,苦労の結果であることは事実なんです。
 Oと,このようなことを書きますと,自費出版のお手伝いをすると言って書くことを勧める者がそんなことを言っていいのか,という声も聞こえそうです。
 確かにそうですね。でも,プロの「ものかき」の人達だって何度も推敲し,最初の原稿と仕上がった原稿とではずいぶん違っているということがあるそうですからね……。それに,苦労するからこそ書き上げたときは感動モノなのですね。そして何よりも,その苦労すること自体が楽しいのかも……。
 勒つい,また「余談が過剰」に……?私どもでは,自費出版のお手伝いにあたりましても,ご依頼いただきました方との“打ち合わせカの形で上記「吟味」もさせていただいております。 (m)
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