有限会社 三九出版 - 「執筆週間」の設置はまだですか


















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               「執筆週間」の設置はまだですか
                              三九出版拝

❁❁はじめに…。毎年のことですが,小誌冬の号は1月の発行のため,その原稿は前の年の12月20日ごろまでにはいただきます。したがって,原稿で著された年月は発行年の1年前になります。例えば,本号で「昨年」とありますのは平成22年のこと,単に「○月」とありますのは平成23年○月のことです。「そんなこと,わかっているよ」と言われそうですが……。
◆さて…。90歳代1人・80歳代70人・70歳代60人・60歳代99人・50歳代66人・40歳代74人・30歳代以下31人。これは何の人数だと思いますか。実は,これはある大手の全国紙の昨年(H.23)10月1日から11月30日までの「声」の欄に掲載された執筆者の(こちらで数えた)数なんです。1番多いのが60歳代で3位の50歳代の1.5倍,2位が80歳代。そしてお気づきのように57%以上の方が還暦を過ぎておられるのですね。
 その理由について浅学非才を顧みずに推測してみました。60年以上の豊富な経験と学習が積み重ねられていること,それによって世間や人生を考える力が蓄えられていること,そして何かと若い人達を指導したがる(文句を言いたがる?)年代であることも少々…と。
○しかし,いくら投稿されても,例えば読者に訴えるもの,あるいは多数の人の考えを代弁するか,逆に希少ではあるが貴重な意見であるものというような,「声」の欄担当編集者の目に適わなければ掲載されないはずです。ですからこの数字は結構重い意味を持っているのでは,と考えるわけです。つまり,当然のことですが,60,70,80歳以上の方々にもその年代に応じた考え,意見があり,それが世のため人のためになるということの証であると。
◆ところで…。小誌前号で「執筆週間」の設置を提案しましたが,賛同され実施されていらっしゃいますでしょうか。書くべきことがあっても書き慣れないと書けないというのは事実です。まだ「執筆週間」も「習慣」もできてない方はぜひ今年,平成24年こそ。「善は急げ」といいますから。
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