有限会社 三九出版 - どこかで春が…  三九出版拝


















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どこかで春が…  三九出版拝

○厳寒の折,春待ち遠しい時季に,小誌28号をお届けします。小誌も本号で創刊7年経過となります。ここまで続けこられましたのは原稿をお寄せいただきました方々,お届けさせていただいおります方々の温かい支えがあったればこそでございます。深くお礼申し上げます。
○思えば,小誌創刊の10か月前に私ども三九出版が,書籍の自費出版のお手伝と、と自社企画書籍の発行販売を業務内容として産声を上げたのでした。「出版不況」が言われて久しいころでした。IT関連産業の発展とともに趣味・娯楽の対象となるものの多様化,それが原因の一つとなっての読書に費やされる時間および読書人口の減少が,その主な理由として上げられていました。
そして今も出版業界はその「不況」から脱出できておりません。それどころかパソコン,ケイタイのネットのめざましい発展・普及,さらには電子書籍の技術的進歩がめざましく,紙製の本への需要がいっそう厳しいものとなっているようです。出版業界に春は戻ってくるのでしょうか。戻ってくるとすればいったいどこにその春は生まれているのでしょうか。
○いえ,業界の心配をするなんておこがましい限りですし,それどころではありません。小社自身,生まれてこの方,暖かい日がきたかと思えば寒い日に戻ったりの繰り返しの8年半,というのが正直なところなんです。
日ごろ,例えば〈自費出版のお手伝い〉では発行者の意図・趣旨が余すところ無く表されるように内容構成・プロット・装丁を吟味すること.〈自社企画本の発行〉に当たっては本当に読者に役立つ本を企画すること,そこに春が生まれやって来ると考え,実践しているつもりなのですが。
○しかし,それだけでは本格的な春はやって来ないのでしょう。ほかの要素を加えての研鑚・努力の継続が必要なのですね。「吾以外皆師」を一時も忘れずに頑張っていきたいと思っております。よろしくお願い致します。 (m)
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